我が子の成長に苦しくなるのは誰かと比較しているから

 

息子は

幼い頃から個性豊か。

 

 ・・・・・

<幼稚園>

毎日行き渋り。

絵の時間だけは大好きで

休み時間も

描いていたらしい。

(先生は時間内にやめさせたいわけだが)

 

大きなホールでの

音楽発表会では

興味を持たず、やる気もなく。

振り当てられたピアニカを

吹く真似だけでもして欲しいと

先生に懇願される。

当日、彼の片手は

ズボンのポケットの中(笑)。

※映像が残っていて、今見ても笑える。

 

 

<小学校低学年>

喧嘩、おふざけ、怪我が多かった頃。

自分から仕掛けることは

ほとんどなかったが

気持ちをうまく表現できず

喧嘩になることが多かった。

授業中、何度か教室を飛び出したことも。

 

運動会のかけっこでは

走ることを放棄。

ふてくされた顔で

堂々と歩く。

 

 

<小学校高学年>

算数の展開図が

得意だったようで

クラスで誰よりも早く解答し

先生の代わりに

お友達に教えていたらしい。

※先生の愛ある計らいです。

 

6年生の秋に転校。

環境の変化に弱い彼は

とても不安を抱いていた。

案の定、

呑気症がひどくなり

とある出来事により

心傷ついて自傷行為。

※この出来事は私の人生においても一番つらかった。

 

 

<中学校>

あるお友達のおかげで

2年生までは

ほぼ休むことなく登校。

 

しかし

勉強に興味が持てず

どんどん成績が下がる。

 

集団行事は2年の頃から

ほぼ欠席。

 

お友達とのおふざけが

度を過ぎて

ご迷惑をかけること数回。

親は頭を下げるのが仕事。

 

中学3年生の6月

自ら学校へ行かない宣言をし

卒業するまで

明るい引きこもり(笑)。

・・・・・ 

 

個性豊かな息子は

この春、高校生になった。

 

彼が一番望んだ高校で

今、生活している。

 

こちらの学校は

愛あるルールで

平日は寮生活、週末は帰宅する。

 

我が家は電車を2回乗り継いで

帰宅、登校している。 

  

彼は中学の時

1人で電車で出かける際、

乗り換えでパニックを起こしたことがあり

今も、それがトラウマらしい。

 

よって、週末は

私が途中まで付き添っている。

 

高校1年にもなって

親が付き添うなんてと

夫は言うが

 

私はあまり気にしていない。

これを過保護と夫は思っているようだが

私は違う。手を離すことが前提なので。

 

私の出番は

年々、確実に減っているし

 

息子の出来る事は

年々増えて

生きる力は養われている。

 

 

高校生になり

やる気に満ちてきた彼は

人生を前向きに

歩もうとしている。

 

その過程で

失敗も成功も起こるだろうが

 

手を貸し過ぎず

見守っていこうと思う。

手を貸されることは本人が望んでいない。

 

息子は息子の人生を

息子らしく一生懸命に生きている。

 

応援してる。