自己肯定感が低くても

息子は3歳の頃、

「みんなぼくのことをみてわらってる」

とふてくされたことがある。

 

これくらいの年齢の子どもは

何をやっても可愛らしいと

大人たちは

微笑ましく見るわけだが

 

それを息子は

馬鹿にされていると

感じていたらしい。

 

この頃の私は子育てに力が入りすぎて

子どもにとても厳しかったことが原因だと思う。

 

 

息子は

周りに同調しない

自分のスタイルを貫く強さもありつつ、

未だに自己評価は低め。

 先日の学習発表会では自己評価を全て最低レベルに〇していた。

 

完璧を求め、失敗を恐れる帰来は

ずっと強め。

 

褒められることも苦手である。

 

周囲からの評価と

自分自身の評価の開きがあるので

どうも落ち着かないらしい。

評価されてることに裏があるのではと考える(笑)。

 

 

 

そんな自己肯定感の低い息子だが

私から見れば

自己肯定感が低いなりにも

たくましく成長している。

 

チャレンジ精神も芽生え

やってみようとする姿勢がうかがえる。

 

積極的に学習するようになり

読書量も増えている。

 

嫌なことがあっても

感情のコントロールが

ずいぶんとうまくなったし

 

失敗しても

気持ちの切り替えが早くなった。

 

 

本人曰く

「自分は劣っている」

という感覚がいつもあるらしいが

 

私は

彼の良さや成長したことを

どんな小さなことでも発見し

心をこめて伝え続けている。

 

 

 

「子どもの存在をまるっと受け止める」

 

「子どもの様子をいつも観察し

心からの言葉を発すること」

 

  私がすごく大切にしていること。

 

 

 

世界は優しくて厳しい。

 

その中を

自らの力で生き抜くためには

 

倒れそうになっても

決して折れることのない

しなやかな心を持つこと。

 

 

自己肯定感は

高い方がいいのだろうけど

 

息子を見ていると

 

低いなりにも

強く逞しく

生きていけるのではないかと

感じる今日この頃。